@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000673, author = {Kato, Yukari and 加藤, 由香里}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究では、 患者 ・ 家族の思いを中核として退院支援の課題を明らかにし、 退院支援の実践の改善に向けた方策を考案することを目的とする。  X病院の看護職が、事例検討と地域資源担当者及び退院支援を先駆的に行う病院の退院調整看護師への調査結果を踏まえ、X病院の退院支援の課題を検討する。 次に、X病院の退院支援の課題を基盤として、モデル病棟とした地域包括ケア病棟の看護職等が、自部署の退院支援の課題及び改善の方策を考案する。  地域包括ケア病棟の退院支援の課題は、【(課題 1) 患者の思いを聴き受け止める】【(課題 2)家族自身のことを聴き受け止める】【(課題 3)看護師が患者・家族の生活をイメージし生活の要望に沿った支援をする】【課題 4(修正)患者・家族が生活をイメージできるように関わる】【課題 5(修正)患者・家族の生活に必要な情報を地域資源担当者と共有し退院後の生活を検討する】であった。  また、改善の方策として<転床日に患者から、現在困っていること、心配なこと、入院前の生活、生活の中で楽しみにしていること、どのように暮らしたいかについて聴く><患者と家族のどちらの生活や要望も尊重した患者 ・ 家族の生活について、患者、家族、多職種で話し合う><退院後も継続する生活上のケア・医療的な処置について患者・家族とゴールを話し合い、判断力と自信が持てるよう看護の意図を示し具体的に支援する><入院中の患者の生活の様子、家族の生活・介護状況の詳細を地域資源担当者と共有し、退院後のリスクや残された課題を検討する>等の13の方策が考案された。  明確にされた退院支援の課題は、支援事例の患者・家族の思いの聴き取りを中核とし、様々な地域資源担当者等からの聴き取り、X病院の様々な部署の看護職が検討した課題を基盤としており、どの部署にも共通する課題であると考えた。今後は明らかになった退院支援の課題改善の方策を実践に適用し、 評価していく必要がある。}, pages = {15--26}, title = {患者と家族の思いに沿った退院支援 その3 ―退院支援の実践上の課題の明確化及び改善に向けた方策の考案―}, volume = {22}, year = {2022}, yomi = {カトウ, ユカリ} }