@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000600, author = {Nawa, Fumika and 名和, 文香}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究は、産科外来における看護支援と産科医療機関同士、産科医療機関と地域保健との連携の現状および課題を明らかにし、妊娠期における看護支援および連携体制の充実に向けた検討を行なうことを目的とした。  調査対象は三次医療機関である総合周産期母子医療センター産科外来の看護師長と、一次医療機関である産科病院の看護師長の 2 名であった。施設の概要と取り組み、看護を行う上で大切にしていることや課題について半構成的面接を行なった。看護を行う上で大切にしていることや課題は類似する意味内容に分類した。  三次医療機関では助産師外来および個別面談が設けられており、プライマリー・ナーシングが行われ電子カルテを基本とした情報共有がされていた。また、社会的ハイリスク妊婦を対象とした支援がされ施設内や地域との連携が図られていた。一次医療機関では助産師外来や必要時に個別面談が設けられていた。地域との連携は電話連絡や看護サマリーを送付する等の情報共有がされていた。  看護を行なう上で大切にしていることは、三次医療機関では【妊婦が安心して過ごすことができ、いつでも守られているという思いを抱くことが大切である】等 7 つ、一次医療機関では【スタッフの中間層をターゲットにした看護の質の向上が大切である】等 3 つに分類された。  課題は三次医療機関では挙がらず、一次医療機関では【紹介した妊婦が産後に受診した場合、紹介先で行われた看護がわからない】【他施設との看護職同士が繋がっていない】等 6 つに分類された。  以上から、個別面談は医師の診察後に設け、妊婦の疾患に対する理解度の確認や、予防的な視点を持ち信頼関係を築きながら支援を継続することが重要であり、同時に、スタッフの育成を強化する取り組みが必要である。また、看護の視点で捉えた情報を医療機関同士が共有することの認識の違いが明らかとなり、産科医療機関が抱える課題として取り組むことが必要である。}, pages = {165--176}, title = {妊娠期の産科外来における看護支援および連携の充実に向けた検討}, volume = {21}, year = {2021}, yomi = {ナワ, フミカ} }