@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000595, author = {Fuse, Keiko and 布施, 恵子 and Okumura, Minako and 奥村, 美奈子 and Umezu, Mika and 梅津, 美香 and Narumi, Yoshiko and 鳴海, 叔子}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、企業所属の産業看護職が実施しているがん患者である従業員(以下、がん患者とする)に対する就労支援の現状と就労支援に関連する課題を明らかにし、産業看護職に求められる就労支援を検討することである。  A 県内の事業場勤務の産業看護職を対象に、がん患者に実施した就労支援内容と支援に関連して課題と思っている内容、がん患者への就労支援に関連して看護職自身が必要な情報や知識や強化したい内容について、半構成的面接調査を行った。面接内容は逐語録とし、意味内容の類似性に沿って質的帰納的分析を行った。  対象は7 名の女性看護職であり、6 名は保健師の資格を有していた。全員、がん患者に関わった経験があった。就労支援内容は、【治療と就労が両立できるように専門職の立場からの職場への理解の促し】【会社の制度の十分な活用を目指した働きかけ】など9 の支援内容が得られた。就労支援に関連して課題と思う内容は、【支援対象となるがんに罹患した従業員の把握の困難さ】【体調に合わせた就業継続の困難さ】【体調不良が職場に負担をかけることになるという事実】など7 の課題と思っている内容が得られた。がん患者への就労支援に関連して看護職自身が必要な情報や知識や強化したい内容は、【就労支援内容の検討に役立つ現在のがん治療に関する情報】【一般的な最新のがん治療の知識】など4 の内容が得られた。  企業所属の産業看護職が実施しているがん患者に対する就労支援は、がん治療に関する専門的な知識が無くても可能な、職場への理解の促しや会社の制度の活用などであり、体調に合わせた就業継続の困難さなどが課題であった。がん治療の知識に基づいた就労支援、従業員のがん予防行動の促進と職場におけるがん教育が産業看護職に求められる就労支援であり、医療機関の看護師との医療情報共有により、長期的な見通しを持った継続的な就労支援が可能となると考える。}, pages = {101--112}, title = {企業所属の産業看護職が実施しているがん患者である従業員への就労支援の現状と課題}, volume = {21}, year = {2021}, yomi = {フセ, ケイコ and オクムラ, ミナコ and ウメヅ, ミカ and ナルミ, ヨシコ} }