@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000593, author = {Usami, Rika and 宇佐美, 利佳}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究では、人生の終末を生きる高齢者が自分らしく過ごすための支援の課題を明確にし、高齢患者が自分らしく過ごすための継続的支援の指針を実践現場で考案する。そして支援の課題の特質や支援指針の意義を検討することを目的とする。  入退院を繰り返す高齢外来患者の面接調査と病棟・外来看護師の質問紙調査から、支援の課題を整理した。高齢患者のエンド・オブ・ライフケア(以下、EOL ケア)に先駆的に取り組む医療機関の老人看護専門看護師の面接調査から、課題解決に向けた指針を考案する資料を得た。病院のリーダー看護師と筆者は検討を重ね、指針を作成した。  高齢患者は「自分なりに自分の状況を受け止めながら生活している」等感じていた。看護師は「患者の意向を中心にした介入が十分に行えないことがある」等支援の難しさを感じ、継続的支援として「思いをゆっくり傾聴するための時間を確保する」等行えると良いと考えていた。老人看護専門看護師が考える支援は「意向確認に必要な環境や看護師の姿勢」等、7 つに整理された。課題は<思いをゆっくり傾聴するための時間の確保やアセスメントを行うこと、話を傾聴して意向把握する姿勢が必要である>等、7 つ見出された。これらを共有し検討した結果、指針として【高齢患者が自身の考えや思いに気づき、それらを整理して意向として表出するための支援】と【高齢患者の意向を継続的に捉え、実現し続けるための支援】を挙げた。  高齢者のEOL ケアの意義を認識しづらい等の課題の特質があると考えた。指針は、意向表出を阻害する苦痛除去により、意向表出できるタイミングで援助者に伝えることができ、高齢患者と家族が意向の実現に向けた支援が受けられると考える。高齢患者に関わる全ての援助者が本人の思いを中心に話し合うことで、同じ方向性で支援でき、EOL ケアについて援助者間で話し合う風土ができることで、援助者の意識の高まりや能力向上につながると考える。}, pages = {73--85}, title = {人生の終末を生きる高齢患者が自分らしく過ごすための支援のあり方の検討 ―高齢患者への支援の課題の明確化と支援指針の考案―}, volume = {21}, year = {2021}, yomi = {ウサミ, リカ} }