@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000586, author = {Ishikawa, Kaori and 石川, かおり and Shine, Kazuhiro and 眞榮, 和紘 and Nagai, Tomoko and 永井, 知子}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究では、精神障害を持つ人の親の語りから、親亡き後のことに関する親の認識の全体像を明らかにし、支援上の示唆を得ることを目的とした。  精神障害者家族会に所属している10 家族の親11 名を対象とした。半構成的インタビューによってデータ収集し、質的帰納法による内容分析を行った。  302 の語りの要約から144 コード、45 サブカテゴリ、11 カテゴリを抽出した。  親亡き後のことに関する親の認識には、自分たち親が死去した後に【本人が一人で生活できるかどうか不安がある】の一方で、【本人が孤立することなく自分なりに生活できることを望む】があった。このような不安と希望は、親亡き後の生活に向けた準備に関する認識に影響しており【親亡き後の生活に向けて準備できない】と【親亡き後の生活に向けて準備する】という、相対する二つの認識が明示された。また、親亡き後のことに関する不安や希望を踏まえて、【親亡き後の生活に向けて支援してほしい】と本人と家族に対する支援を求めていた。  認識の関連因子は、親亡き後のことに関する不安と希望の双方に影響していた。関連因子のうち、【日常生活やこれまでの人生において病気によって本人が諦めたことがある】【現在も病状の不安定さと親の負担がある】【必要な支援を受けることが難しい】【これまでの苦労・苦悩の蓄積がある】は、親亡き後の生活に向けた準備の阻害因子として、【病状・状況が好転し安心感がある】【病気を理解し対応できるようになった】は促進因子として影響していた。  親の不安だけでなく望みにも焦点を当てること、本人のリカバリーに焦点を当てること、親亡き後の将来に向けて準備することを阻害する因子を緩和し促進因子を強化していくことが重要な支援であることが示唆された。}, pages = {3--13}, title = {精神障害者の親亡き後のことに関する親の認識 ―親の語りの分析から―}, volume = {21}, year = {2021}, yomi = {イシカワ, カオリ and シンエ, カズヒロ and ナガイ, トモコ} }