@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000041, author = {Matsuyama, Kumi and 松山, 久美 and 服部, 律子 and Hattori, Ritsuko}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、「不妊治療後の妊婦への母親役割獲得に向けた支援プログラム」の開発を目指し、不妊治療後の妊婦の妊娠・出産・育児に関する心身の特徴を明らかにし、母親役割獲得に向けた妊娠期に必要とされる支援内容を検討することである。A 診療所で不妊治療を行い妊娠・出産した初産婦と勤務する医療スタッフへの面接調査を行い、不妊治療後の妊婦の妊娠期・育児期の特徴を抽出した。  不妊治療後の妊婦の妊娠期の特徴は①妊娠の確実な継続が約束されていない不確かな状況下におかれており、トラブルがおきやすい、②妊娠継続や胎児の異常・障がいに関する不安を常に抱く、③妊娠できたことが意外で喜べない、④妊娠継続や児出産に関する強い責任感を持もつ、⑤胎児の健康状態が良好であることで喜びを感じる、⑥不妊治療後の妊娠であり、特別な妊婦であるという思いがある、⑦精神的なサポートが必要な状態である、⑧家族主体の妊娠生活の管理である、の8点、不妊治療後の妊婦の育児期の特徴は①実際の育児は想像以上で困難を感じる、②とまどいながら一生懸命育児に向き合う、③実母主体の育児環境で母親の気持ちがおきざりになる、の3点が抽出された。  不妊治療後の妊婦の母親役割獲得に向けた妊娠期に必要とされる支援内容として①妊娠期のトラブルを予防し、正常な妊娠経過を維持できるよう支援する、②不妊治療後の妊娠であることに関する特別な思いを受けとめる、③妊娠の受けとめ方を確認し、妊婦としての自己形成を促す、④妊婦仲間が作れるような関わりをする、⑤家族を含めて関わり、児や育児に関心を持ち母親になる心身の準備を促す、の5点にまとめられた。これらを個別的あるいは集団の中で支援することで、不妊体験や否定的な感情を整理し、出産して児を迎えるという母親としての自己像の形成が促すことができると考えた。}, pages = {15--26}, title = {不妊治療後の妊婦への母親役割獲得に向けた妊娠期の支援}, volume = {16}, year = {2016}, yomi = {マツヤマ, クミ and ハットリ, リツコ} }