@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000321, author = {Usami, Rika and 宇佐美, 利佳}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究では、人生の終末を生きる高齢患者が自分らしく過ごすための支援指針に基づいて組織全体で支援を実践し、高齢患者が自分らしく過ごすための支援のあり方を検討することを目的とする。  筆者が先行研究で考案した「高齢患者が自分らしく過ごすための継続的支援の指針(以下、指針)」を用いて支援を実践するため、まずは関連職種の意識向上と知識習得に向けた学習会を開催した。次に、高齢入院患者3 名に対し指針に基づいた支援を実践し、支援の評価として退院後の患者への面接調査や振り返りのカンファレンスを行った。最後に、関連職種の質問紙調査やリーダー看護師の面接調査を行い取り組みを評価した。  多職種・多施設で意向の実現に向けた支援を行う意義や方法を考えながら、事例を重ねたことで、援助者は日々の関わりの中で人生の終末に関連する高齢患者の意向を捉え、実現に向けた支援を継続できた。そして、高齢者本人が考える生きる意味や目的を捉えて支援する重要性が明らかになった。  取り組みにより、援助者の高齢者のエンド・オブ・ライフケアに関する理解や意識が高まり、多職種・多施設で高齢患者が自分らしく過ごすための継続的な支援を行う風土がつくられた。 指針に基づいた支援の実践の結果から、高齢患者が自分らしく過ごすためには「意向把握する姿勢をもって関わる」「心身の苦痛を取り除く」「これまでの病の体験における思いや考えを言語化できるよう関わる」「誰かと共に生きている高齢患者の暮らしを捉える」等が必要であると考えた。  指針に基づいて組織全体で支援を行うことは、援助者の意識向上や能力向上につながり、高齢患者が自分らしく過ごすための継続的支援を可能にすると考える。  支援のあり方として「高齢者の特徴や抱いている思いを理解して尊重すること」「誰かと共に生きている高齢者の暮らしや人生に焦点をおくこと」「“生と死” について考え続けること」が重要であると考える。}, pages = {3--14}, title = {人生の終末を生きる高齢患者が自分らしく過ごすための支援のあり方の検討 ―高齢患者が自分らしく過ごすための支援指針に基づいた支援の実践と評価―}, volume = {22}, year = {2022}, yomi = {ウサミ, リカ} }