@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000319, author = {Takahashi, Tomoko and 髙橋, 智子 and Matsushita, Mitsuko and 松下, 光子}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本取り組みは、遷延性意識障がい者とともにある家族が入院経験において、他者との関係性の中で、どのように変化していくのかを経時的に図で表すこと、そして、患者を含めた家族全体の生活の再構築に向けどのような援助ができるのかを明らかにすることを目的とした。  はじめに、筆頭筆者の実践経験を想起し、入院から退院までの患者・家族・看護職の状況を紙面に書き起こし、図として整理した。次に、図をカンファレンスで共有し、スタッフが捉える状況を把握し追記した。さらに、筆頭筆者が、チームで取り組んだ3 事例の経過記録とカンファレンス記録から捉えられる状況を把握し追記した。その後、筆頭筆者が、生活の再構築に向け重要と思われる状況を紙面に書き出し、看護援助として整理し追記することで図を完成させた。  結果、患者と家族は入院経験や回復への期待、新たな人間関係を糧に、着実に前に進んでいる状況にあった。また、他者との交流の中で、思い出や葛藤、希望や不安等を語り、日々の原動力を得ていた。看護職は常に患者の状態安定を支え、家族の病状理解や家族同士のつながり形成を支え、次の生活の場への移行を支えていた。また、図を作成したことで、入院経験における家族の思いと変化および、患者を含めた家族全体の生活の再構築の経過が捉えられるようになり、これまで曖昧であった援助の意味や重要性を確認し、援助の意味づけを行う機会になった。  遷延性意識障がい者とその家族が、退院後も1 人の生活者として社会で生きていくために看護職が担う重要な役割は、患者の生命維持と意識賦活への援助にとどまらず、患者と家族の今後を予測し、患者と家族との対話を通じて患者と家族はどう生きていきたいかを共に考え、患者と家族が希望を見出せるよう支援し、次の生活の場で活動する看護職につなげることであると考える。}, pages = {17--28}, title = {遷延性意識障がい者とその家族への看護援助 ~入院から退院までの患者・家族・看護職の状況と看護援助~}, volume = {20}, year = {2020}, yomi = {タカハシ, トモコ and マツシタ, ミツコ} }