@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000318, author = {Yuzawa, Miyuki and 湯澤, 美由紀 and 服部, 律子 and Hattori, Ritsuko}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究は、重症心身障がい児・者を医療的な視点だけなく、普段の生活や家族の思いも含めた視点から捉えアセスメントができるようになるためのガイドラインの開発をすることを目的とした。  現状把握を目的に、病棟看護師と重症心身障がい児・者の家族(以下、家族)に質問紙調査を実施した。現状調査の結果を踏まえ、病棟看護師と家族の意見を聞きながら、家族と一緒に行う重症心身障がい児・者のアセスメントに用いるガイドライン(以下、ガイドライン)を作成した。  現状調査から、看護師は急性期治療での看護を大切にしており、一方家族は普段の児を知ることや退院に向けた支援が必要と考えており、看護師と家族の思いの相違が明らかとなった。看護師との検討会では、①看護師と家族が児の状態について話し合うこと、②普段の児について看護師が知ることが必要という結果が導き出された。家族からは、家族が大切にしている発達や睡眠などの視点や支援状況を把握する必要性等の意見をもらい、ガイドライン( 試行版) を作成した。患者3 名に試行後、看護師からは使用時の不明点に関する意見等が得られ、家族からはケア内容や身体所見の把握方法に関する意見等が得られた。指摘をもとに修正し、看護師が普段の児の様子や現在の社会資源を把握した上で今の児の状態について家族と話し合い共にアセスメントすることができるガイドラインを完成させた。  ガイドラインを作成する際に家族の意見を聞くことは、重症心身障がい児・者のアセスメントで看護師が見落としやすい視点を補い、家族が大切にしている部分に看護師が目を向け、在宅医療の現状を知ることに繋がる。ガイドラインを看護師と共に作成することは、看護師が家族の本音に向き合い、自身の看護を振り返るきっかけとなった。ガイドラインは、より患者の思いに沿った看護の提供に繋がり、家族とのコミュニケーションや看護援助の質の向上につながると考えられる。}, pages = {3--15}, title = {家族と一緒に行う重症心身障がい児・者のアセスメントに用いるガイドラインの開発}, volume = {20}, year = {2020}, yomi = {ユザワ, ミユキ and ハットリ, リツコ} }