@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000169, author = {Funato, Mitsue and 舩戸, 光恵 and Okumura, Minako and 奥村, 美奈子}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、看護チームで検討した一般病棟における肺がん患者の緩和ケアに関する課題解決策を基盤に、定期的なケースカンファレンスを取り入れたチーム看護の実践に取り組み、一般病棟における肺がん患者の緩和ケア充実の在り方を検討することである。  肺がん患者の過去事例や病棟看護師との意見交換から緩和ケアの現状を捉え、病棟看護師と共に緩和ケアの課題と改善策について検討を重ねた結果、優先的に取り組む課題として【看護師の知識向上と自信獲得】【適切なアセスメント・評価・判断の促進】【患者理解と個別性ある介入の促進】【情報共有や検討の促進】【医療チーム連携の促進】【緩和ケアマニュアルの活用促進】の6 項目を抽出し、この課題に対する改善策と具体的実践方法を検討した。これをもとに、肺がん患者4事例に対し実践を行い、苦痛症状の緩和や意向の実現などの緩和ケアに取り組んだ。取り組みの基軸としたショートケースカンファレンスは全事例ともほぼ週1 回の頻度で開催され、実践を重ねるなかで病棟看護師からの開催提案や必要性を判断したタイムリーな開催ができるようになった。取り組み終了後、病棟看護師に対する質問紙調査やインタビューを行い、緩和ケア実践への意識が高まったことや看護・医療チームでの連携が促進されたことなどが評価できた。また、それらが患者理解や個別性ある緩和ケア実践、患者の意向を尊重した支援、多職種連携の必要性の理解にもつながったと評価できた。  これらのことから、一般病棟における肺がん患者の緩和ケア充実のため、看護チームで現状と課題を共通認識したうえで実践可能な課題改善策を検討し実践することは、看護チームの緩和ケアへの意識を高めるために有用である。また、看護チームで短時間でも必要性を判断してタイムリーにケースカンファレンスを重ねることは、チーム看護や多職種連携を促進し緩和ケア実践を高めることができると考える。}, pages = {27--39}, title = {一般病棟における肺がん患者の緩和ケアの充実}, volume = {19}, year = {2019}, yomi = {フナト, ミツエ and オクムラ, ミナコ} }