@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000168, author = {Asai, Eri and 浅井, 恵理 and Umezu, Mika and 梅津, 美香}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、チームケアの実践を通じて、入院を繰り返す高齢慢性心不全患者の望む生活を実現する看護のあり方を検討することである。  入院を繰り返す70 歳以上の高齢慢性心不全患者で、言語的コミュニケーションが可能な患者4 名とその家族に、患者の望む生活を捉えるための意識的な情報収集と情報共有・ケア検討を強化し取り組んだ。  対象事例のうち、チームケアにより、望む生活を実現できた4 事例目のD 氏は、取り組み期間中に2 回入院した。急性増悪と改善を繰り返す時期の入院では「在宅で気ままに過ごしたい」と望んでおり、在宅生活の[情報収集][患者の望む生活を確認]し、ケースカンファレンス等における[チームでの情報共有・ケアの検討]を行うことで、[患者の望む生活の実現に向けたケアの実践]につなげた。2 回目の入院時には、看護チーム内で、病状が進行し終末期であると確認し、D 氏の望む生活が「苦しさをとって、安楽に過ごしたい」へと変わったことを把握し共有した。[安楽に過ごせるようなケアの提供]といった緩和ケアを重視し、[チームでの情報共有・ケアの検討]を重ね、[患者の望む生活の実現に向けたケアの実践]を行った。また、事例を重ねるにつれ、情報収集の視点が広がり、望む生活の確認、ケースカンファレンス開催の提案等、看護師の姿勢や行動が変化し、チームケアの充実が図られた。  4 事例を通して取り組んだ結果、高齢慢性心不全患者の望む生活を実現するためには、患者の望む生活を捉えようという看護師の姿勢が必要であり、また、捉えた患者の望む生活をチームで情報共有し、実現に向けたケアを検討することで、チームケアが充実し、患者に提供する看護の質が向上する、と言える。看護職は病状の進行により変わりゆく患者の望む生活をその都度捉え介入することで、患者の望む生活の実現につなげられると考える。}, pages = {15--26}, title = {高齢慢性心不全患者の望む生活を実現する看護のあり方}, volume = {19}, year = {2019}, yomi = {アサイ, エリ and ウメヅ, ミカ} }