@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000101, author = {大川, 眞智子 and Ohkawa, Machiko}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {岐阜県立看護大学(以下、本学)では、看護実践の改善・改革を目指した看護実践研究として、看護実践現場の看護職(以下、現場看護職)と大学教員の共同研究や博士前期課程における研究活動に取り組んでいるが、看護実践研究の特質は明らかではない。本研究は、看護実践研究の特質の明確化の第一段階として、現場看護職と大学教員の共同研究における看護実践研究の特質の明確化を目的とする。  看護実践研究の分析枠組み作成のため、看護実践研究のプロセスを丁寧に確認しながら進める本学博士前期課程の研究指導内容を帰納的に分類し、看護実践研究の構成要素を抽出する。次いで、本学共同研究(4研究)の報告書の記述内容から、看護実践研究の構成要素に該当する内容を取り出し類似する意味内容で分類する。  看護実践研究の構成要素として、【現状分析から導かれた課題】【利用者ニーズを基盤とした実践改善】【実践改善に向けた取り組みと成果の共有】【実践者の意識改革に向けた意図的働きかけとその成果把握】等の6要素が抽出された。共同研究における看護実践研究の構成要素の内容として、【実践者間での意見交換や事例検討を通して、支援の現状や課題を明確にする】【利用者の思いやニーズに基づいて、看護職に求められる役割や必要な支援・体制づくりを検討する】【実践者同士が支援の現状と課題を共有し、今後の援助のあり方を検討できる場をつくる】【実践者への学習的取り組みを通して、実践改善に向けた共通認識づくりや知識・意欲の向上を図る】等の13項目が導出された。  現場看護職と大学教員の共同研究における看護実践研究の特質として、1.利用者と実践者双方の観点からの現状分析による実践上の課題の明確化、2.利用者ニーズを中核にした看護実践方法の創出と還元、3.看護実践の振り返りと意見交流を基盤にした実践者の意識改革の推進、4.多機関・多職種連携及び実践者間の関係づくりの強化が考えられた。}, pages = {43--54}, title = {看護実践研究の特質の明確化に関する研究(その1) -看護実践現場の看護職と大学教員の共同研究における看護実践研究の特質-}, volume = {17}, year = {2017}, yomi = {オオカワ, マチコ} }