@article{oai:gcnr.repo.nii.ac.jp:00000100, author = {Takahashi, Tomoko and 髙橋, 智子 and Matsushita, Mitsuko and 松下, 光子}, issue = {1}, journal = {岐阜県立看護大学紀要, Journal of Gifu College of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、遷延性意識障害者とその家族が、入院経験を通して今後の生活に希望を見つけ、より生き生きと生きていくために、入院期間に看護としてどのような援助ができるのかを看護実践を通じて明らかにすることである。本稿は、遷延性意識障害者の家族の思いに焦点をあて、遷延性意識障害者とともにある家族がどのような思いを抱いているかについて把握し、家族の思いを基盤にした援助のあり方について報告する。  筆者の受け持ち事例(3事例)とその家族に看護援助を通して家族の思いを把握し、病棟カンファレンスにおいて、把握した家族の思いを共有し、チームとして本人・家族に提供できる看護援助について検討し、実施した(1年間)。看護援助終了後には病棟チームカンファレンス(1回)において家族の思いを基盤にした看護援助によるチームスタッフの変化を把握した。  遷延性意識障害者とともにある家族は、複雑で多様な不安や恐れを抱いているとともに、そこには、事故の発生に関してやり場のない怒りが含まれていた。そして、恐る恐るであっても本人の身体に触れ、日常的に声を掛け続けることによって、本人との対話が成り立っているかのようになり、この先、本人とどのように過ごしたいのかという思いが表面に現れてきた。また、家族の思いを基盤に看護援助を展開することでチームスタッフには、【チームスタッフの意識・認識の変化】【家族との対話の広がり】の2つの成果があげられた。  家族は思いを語り続けることで、今後の生活に希望を見つけていた。家族が思いを語り、家族の思いを基盤に看護援助を提供することは、遷延性意識障害者の生命維持と意識賦活を支援するだけではなく、本人が他者とかかわりながら、地域社会の中で1人の生活者として生きていくことを支える重要な支援である。(著者抄録)}, pages = {31--42}, title = {遷延性意識障害患者とその家族への看護援助 ~家族の思いを基盤とした看護援助~}, volume = {17}, year = {2017}, yomi = {タカハシ, トモコ and マツシタ, ミツコ} }